「まだ塾は早い」なんて言わないで!今の時期にしかできないことがあります。寺子屋リンクスの小学部が目指しているのは、「中学での勉強へ最善のコンディジョンで橋渡しを行うこと」。このことについて、以下でより詳しくご案内していきます。
1. 寺子屋の小学部で学ぶことのメリット
(1)自分の間違いを真摯に受け止め、反省ができる人になります。
多くの小学生は、自分で丸付けをする習慣がありません。テストや宿題の採点は基本的に先生がやってくれますし、仮にひとり勉強ノートで丸付けをしたとしても、「当たったか、外れたか」のマル・バツで一喜一憂するくらいです。
自分の実力の評価を100%他人に依存しているため、先生から間違いを指摘されると、「バツ=ダメ」というらく印を押されたように思い込みやすくなります。そして自分の答えが間違いだと分かった瞬間、思考のブレーカーがストンと落ちて、そこで考えることを止めてしまう子が本当に多いのです。
寺子屋では、「間違いは悪いことじゃない」ということを繰り返し伝えます。
間違いやできない問題が可視化されたということは、それは「できないものをできるようにするためのキッカケを見つけた」ということです。むしろ喜ぶべきことじゃないか、目標が見えたのだから!そう励まします。そう、間違えてからが本当の勉強が始まるのです。
間違えた瞬間に反射的に思考がストップしてしまう子どもたちの癖はかなり根深く、そこをスタートラインとして切り替えられるようになるのは、容易なことではありません。しかし、分からないことを見て見ぬふりをしたり隠したりしていても、できないものができるようには絶対になりません。大切なのは、「間違いのその先へ進む」というはじめの一歩を踏み出す経験です。
したがって、寺子屋の小学生では、丸付けをする練習も学習メニューの一環になります。自分の間違いを真摯に受け止め、そこから次にどうすれば良いのか?と考え、間違いのその先へ一歩踏み出す勇気を、寺子屋リンクスが応援します。
(2)中学以降の生活の変化にも揺るがない安定した勉強習慣が身につきます。
中学に進学すると、生活リズムが激変します。部活を始めれば、当然小学校の頃よりも帰宅時間が遅くなります。学業の面においても、学校ワークの進行や家庭学習ノートが各教科ごとに課され、日々の課題の量も激増します。そのため最初のうちは身体を慣らしていくのが大変です。
勉強の習慣が安定しないまま生活リズムが変わった場合、最初に犠牲になりやすいのは学業です。肉体的な拘束力の強い部活動に対し、勉強は帰宅後の自主的な取り組みに委ねられる部分が多いため、手を抜こうと思えばいくらでも抜け道を見つけられるものです。そうなった場合の典型的な例として、以下のようなパターンにはまります。
・授業を受けっぱなしで復習されないため、どんどん忘れる。
・ワークの進行を提出期限ギリギリまでため込む。
・間違えた問題には答えを赤ペンで写すだけで、解き直しをしない。
・家庭学習ノートには手癖でこなせて負担の少ない題材だけが好んで選ばれる。
このような好ましくない習慣をズルズルと引きずって定着してしまった場合、そこから挽回していくことは簡単なことではありません。理想はやはり、小学校のうちから勉強の習慣を安定させておくことに尽きます。
そこで寺子屋リンクスでは、中学生と同レベルの勉強のクオリティに、小学生のうちから徐々に慣らして高めていきます。「習ったら即ワーク!」が鉄則の中学生の日常学習と同様に、小学部で使うテキストも、学校の教科書に準拠したものを中心に進めます。基本的には自分で丸付けを行い、間違えたときにはそれがなぜ間違えたのか、まず解説を読み、先生に報告や質問(反省と改善)を行って解き直すまでがワンセットです。
「できないものをできないままにしない!」「できるようになるまで諦めない!」
これらは全て、中学生・高校生の勉強においてもまったく同じ要求をしていくことになります。小学生のうちからこのような習慣を日常に少しずつ溶け込ませていくことで、中学へ進学したときの大きな生活の変化にびくともしない強さを身につけることができます。
(3)中学・高校の勉強の土台となる強い基礎学力を習得できます。
中学や高校で学ぶ各教科の知識は、おそらく一般的に想像されているイメージ以上に、小学校で学んだ内容と密接につながっています。中学に入ってから発現したように見える「なんだかよく分からない」の原因をたどると、行き着くところは小学校の知識が欠けていた・・・ なんてことはよくあることです。ひとつ例を挙げましょう。
「3,200円で仕入れた商品に、3,680円の定価をつけて販売しました。何%の利益が出ましたか」
小5の算数で習う、割合(百分率)の問題です。小学生にとって割合の概念を理解することは容易なことではなく、教科書も4年生から少しずつ小出しに段階を踏んで習っていく構成になっているのですが、そこまでしても理解が十分でないまま中学に進む子が本当に多いのです。
厄介なことに、割合の概念は、教科を問わず中学・高校の数量を扱うあらゆる分野における根幹知識になっています(下の図参照)。そのため、中学になってようやく顕在化してくる「アレもコレも色々よく分からないんです・・・」という枝葉の悩みを解決するために、一度幹の部分まで戻って算数からやり直す必要が出てきます。
寺子屋では小学部・中学部ともに塾長が直接指導を行いますので、このような学年間の知識のつながりを数年先まで見越した上で、子どもたちの学習計画を組みます。
小学生のうちに絶対に身につけておきたい基礎学力は、優先度の高い順に内容を選別し、夏休みや冬休みを利用してマスターするまで徹底特訓を行います。中学以降にさまざまな単元で噴出する枝葉の悩みのもとを根元から断ち切り、自信を持って中学へ進んでもらうためには、やはり学年の早いうちから一緒に勉強に親しんでいくことがベストな選択であるといえるでしょう。ぜひ、小学校からのスタートを検討下さい。
2. 使用する教材の一例
(1)ミスノート
寺子屋の塾生用ノートです。その日の教室での勉強計画や次回までのミッション(一人で取り組む課題)・解説の板書などを忘れないように書き留めておく目的で使います。オモテの表紙裏には寺子屋塾生全員の学習指針である「王道の勉強習慣7箇条」が、裏表紙には「ミスこそ宝だ。」という言葉が書かれています。間違うことは悪いことじゃない!
(2)教科書準拠ワーク
基本的に寺子屋の勉強は、学校の授業と歩調を合わせていくことになります。 理由のひとつは、学校の授業と宿題だけでは理解と定着が不十分であることが多いためです。基本的な概念ほど「数をたくさんこなす」ことが大切になりますから、学校の勉強で足りない部分を、寺子屋でカバーすることになります。 もうひとつの理由は、中学生にとって大きな負担になりやすい学校ワークのオペレーションを、小学生のうちから慣らしていくためです。実際に中学ではワークを5教科並行して進めていくことになりますのでもっと大変です。「習ったら即ワーク!」の習慣は早いうちに身につけておくのが吉なのです。
(3)縦書き計算訓練
寺子屋は珠算塾ではありませんが、暗算力をとても重視しています。 算数や数学では、先に述べた割合や、図形の計量、関数の規則性など、「計算のさらに先」の理解を求められます。暗算力が弱けれは一つひとつの作業に時間がかかり、頭の体力のほとんどを計算処理だけで消耗するため、その先の概念理解まで頭が追いつきません。したがって考えるための最も基本的な能力として、暗算力は必須といえます。 「縦書き計算訓練」は寺子屋オリジナルの暗算訓練プリントで、レベル1から15までの昇段式になっています。全問正解が唯一の昇段条件であるため、教室ではこれを通称「修行」と呼んでいます。
(4)その他
使える教材は何でも使うのが寺子屋です。その子の伸ばすべき力に合わせて、教科書の内容から離れた塾教材や市販教材も積極的に取り入れていきます。以下はその一例です。 ・読解はかせ 「なぜ夏は暑くて冬は寒いの?」「恐竜がほろびたのはなぜ?」「ちょんまげが消えたのはなぜ?」など、理科や社会科の素朴な疑問を題材に、楽しみながら読んでいく読解問題集です。 ・どっかい算 算数の皮をかぶった国語教材。または国語の皮をかぶった数的思考力訓練教材。計算そのものは整数の加減乗除のみで簡単ですが、必要な情報と不要な情報が混ぜてあり、精読しなければ解けません。後半にいくにつれて、計算式だけではどうにもならず、表を書いたり絵を描くことで解決すべき問題が増えてきます。この「表や絵を描くという発想」こそが、思考力アップの第一歩なのです。 ・ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集
小・中・高から大学受験まで、国語という全ての教科と向き合うために必要な3つの力――「抽象と具体を相互に言い換える力」「対比で論を考える力」「因果関係をたどる力」――を鍛えるのに最良の教材です。
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以上のような方針のもと、「中学校への完全な接続」を目指しながら一緒に勉強していきます。ときおり授業後の送迎時にはその日の勉強の成果を直接保護者様にご報告したり、その日の板書の内容を撮影してLINEで共有するなど、お子様・保護者様・塾長との三人四脚で頑張っていくことになります。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。興味をお持ちいただけましたら、この後はぜひ体験学習のご案内もご覧下さい。以下のリンクから、体験学習の詳しい内容をご覧いただけます。あなたとお子様と、実際に教室でお会いできることを楽しみにしています。
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青森県三沢市美野原一丁目10-15
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